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スカルプシャンプーではげるって本当?噂の正体と正しい付き合い方

スカルプシャンプーではげるって本当?

「スカルプシャンプーを使うとはげる」——購入を検討して検索すると、そんな気になる噂を見かけることがあります。これから使ってみようと思っていた方にとっては、不安になる話ですよね。

結論からお伝えします。シャンプーそのものに、抜け毛を増やす作用も、減らす作用もないとされています。よほど頭皮に合わないシャンプーを使い続けた場合を除けば、シャンプーが原因で抜け毛が増えることも、逆に抜け毛が減ることもありません。

では、なぜ「スカルプシャンプーではげる」という噂が生まれ、広まったのでしょうか。この記事では、その噂のカラクリを整理し、スカルプシャンプーとの正しい付き合い方をお伝えします。

シャンプー自体に抜け毛を増やす作用も減らす作用もないことを示す結論図

なぜ「スカルプシャンプー=はげる」という噂が生まれたのか

この噂の背景には、「因果関係の取り違え」という認知の落とし穴があると考えられます。順を追って整理してみましょう。

まず、スカルプシャンプーを手に取る方の多くは、抜け毛や薄毛がすでに気になり始めている方です。「このシャンプーで抜け毛が減るかもしれない」という期待を込めて、購入されるケースが少なくありません。

しかし、ここに大切な事実があります。スカルプシャンプーは化粧品であり、抜け毛を止めたり、髪を生やしたりする効果はそもそも持っていません。シャンプーの役割は、頭皮の汚れを落とし、頭皮環境を清潔に保つことです。

一方で、進行性の抜け毛は、シャンプーとは無関係に進んでいきます。すると、「スカルプシャンプーを使ったのに、抜け毛が進んだ」という体験が、「スカルプシャンプーを使ったから、抜け毛が進んだ」という記憶にすり替わってしまうのです。時間の前後関係が、因果関係として認識される——これが噂の正体だと考えられます。

「あとに起きた」ことと「せいで起きた」ことは、まったく別の話です。しかし人の記憶の中では、この2つはしばしば混ざってしまいます。

期待して購入・抜け毛は無関係に進行・因果の誤認という3段階で噂が生まれる流れを示す図

シャンプーにできること・できないこと

噂を正しく見極めるには、シャンプーという製品に「できること」と「できないこと」を、はっきり分けて知っておくことが役立ちます。

シャンプーにできないこと:
・髪を生やすこと(発毛)
・抜け毛を止めること
・薄毛を治すこと

これらはいずれも医薬品や医薬部外品が担う領域であり、化粧品であるシャンプーの守備範囲ではありません。どんなに高価なスカルプシャンプーでも、この線引きは変わりません。

シャンプーにできること:
・頭皮の汚れや余分な皮脂を落とす
・頭皮環境を清潔で健やかに保つ
・髪が育つ「土壌」を整える

スカルプシャンプーとは、この「頭皮(スカルプ)のケア」に着目して設計されたシャンプーのことです。魔法の液体ではありませんが、毎日使うものとして頭皮をいたわる設計になっている——それがスカルプシャンプーの正しい位置づけです。

シャンプーにできないこと(医薬品の領域)とできること(化粧品の領域)を対比した表

例外的に「シャンプーが頭皮トラブルを招く」ケース

「シャンプーで抜け毛は増えない」とお伝えしましたが、例外がないわけではありません。冒頭で触れた「よほど頭皮に合わない場合」とは、次のようなケースです。

・洗浄力が強すぎるシャンプーで、頭皮が乾燥・刺激を受けている
・特定の成分が肌質に合わず、かゆみや赤みが出ている
・すすぎ残しや洗いすぎなど、使い方に問題がある

これらは「抜け毛の直接原因」というより、頭皮環境の悪化を招く要因です。使い始めてからかゆみ・赤み・フケなどの違和感が続く場合は、そのシャンプーの使用をやめて様子を見ることをおすすめします。

なお、洗う頻度や正しい洗い方については、別の記事で詳しく解説しています。

関連記事:毎日シャンプーすると薄毛になる?皮脂と頭皮環境の正しい関係

かゆみ・赤み・フケ・乾燥が続く場合は使用を中止することを示すチェックリスト

進行する抜け毛が気になるなら、見るべきは「医療」

ここまでお読みいただいた方の中には、「実際に抜け毛が進んでいる気がする」という方もいらっしゃるかもしれません。

大切なことをお伝えします。生え際や頭頂部など、特定の部位から進行していく抜け毛は、医学的な診断と治療の対象です。気になる症状がある場合は、シャンプー選びで解決しようとするのではなく、皮膚科や頭髪を専門とする医療機関への相談を検討してください。

シャンプーに期待を寄せて時間を使ってしまうと、その分だけ受診のタイミングが遅れることにもなりかねません。「シャンプーは頭皮環境のケア、進行する抜け毛の対応は医療」——この役割分担を、ぜひ覚えておいてください。

毎日の頭皮ケアはシャンプー・進行する抜け毛は医療機関という役割分担を示す図

それでもスカルプシャンプーを選ぶ意味

「抜け毛を止める効果がないなら、スカルプシャンプーを選ぶ意味はないのでは?」と思われた方もいるかもしれません。

ここで視点を変えてみてください。シャンプーは、ほぼ毎日、頭皮に直接触れるものです。だからこそ、「はげる・はげない」という軸ではなく、「毎日使うものとして、頭皮をいたわる設計になっているか」という軸で選ぶことに意味があります。

選ぶ際の視点は、たとえば次の3つです。

・洗浄成分のマイルドさ(アミノ酸系など、頭皮にやさしい洗浄成分か)
・ノンシリコン処方か
・頭皮にうるおいを与える保湿成分が含まれているか

ノンシリコンについては、関連記事で詳しく解説しています。

関連記事:ノンシリコンとは?シリコンとの違い・メリット・選び方を解説

マイルドな洗浄成分・ノンシリコン処方・保湿成分というスカルプシャンプー選びの3つの視点

まとめ

・「スカルプシャンプーではげる」という噂の正体は、因果関係の取り違えと考えられる
・シャンプーには、抜け毛を増やす作用も減らす作用もないとされている
・例外は「頭皮に合わない」場合。かゆみ・赤みなどが続くなら使用を中止する
・進行する抜け毛が気になる場合は、シャンプーではなく医療機関への相談を
・スカルプシャンプーは「毎日使うものとして頭皮をいたわる設計か」で選ぶ

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関連記事:育毛シャンプーって本当に効果ある?頭皮ケアの観点から解説

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※本商品は化粧品です。医薬品・医薬部外品ではありません。

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